ABC011 D 大ジャンプ
問題概要
スタート地点の座標は で、ゴール地点の座標は とする。
1回のジャンプで、それぞれ の確率で以下の4つのうちどれかを行う。
- 軸方向に だけ移動する
- 軸方向に だけ移動する
- 軸方向に だけ移動する
- 軸方向に だけ移動する
ちょうど 回のジャンプでスタート地点からゴール地点に到達できる確率を求めよ。
制約
解法
軸方向に 回移動するとき、 軸方向に 回移動することになる。
また、このとき、 軸の正の方向に 回移動すると、 軸の負の方向に 回移動することになるので、到達点の 軸座標は になる。
軸方向にも同様に考えて、 軸の正の方向に 回移動すると、 軸の負の方向に 回移動することになるので、到達点の 軸座標は になる。
到達点の座標が であればよい。
つまり、 軸方向の移動回数 、 軸の正の方向の移動回数 、 軸の正の方向の移動回数 を全探索して、その到達点の座標が ならば、その確率を答えに足しあわせればよい。
回の移動のうち正の方向に 回移動するのは 通りあり、 回正負のどちらかに移動するのは 通りあるので、 回の移動のうち正の方向に 回移動する確率は である。
よって、 回の移動のうち正の方向に 回移動する確率を前計算することで、 で求めることができる。
なお、制約の が大きいので、「 回の移動のうち正の方向に 回移動する場合の数」は計算できない。パスカルの三角形を計算する時の遷移で2で割ることで確率を計算できる。
ちなみに、 軸方向の移動回数 を決めると、ゴールにたどり着くための 軸の正の方向の移動回数と 軸の負の方向の移動回数はわかるので、この問題は で解くこともできる。