応用情報技術者試験を受けて
応用情報技術者試験を受けたので、これまでの情報処理技術者試験のこともまとめて受験記を書く。
(高校のときに大学受験の合格体験記を書かなかったのに資格試験は受験記を書くのかとかいう批判はやめてください><)
内容は、
- 情報処理技術者試験を知らない人のために
- 情報処理技術者試験を受けようと思ったきっかけについて
- ITパスポート試験(以下IP)合格を目指す
- 基本情報技術者試験(以下FE)合格を目指す
- 応用情報技術者試験(以下AP)合格を目指す
- 今後について
- これから試験を受ける人にむけて
- 最後に
こんな感じで長々と書いていく。
情報処理技術者試験を知らない人のために
情報処理技術者試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(https://www.jitec.ipa.go.jp/)という団体がやっている国家試験。
試験の種類はたくさんあって、1番受験者が多いのは(最も簡単だと思われる)ITパスポート試験(IP)。最近、情報セキュリティマネジメント試験(SG)(2016年度~)や情報処理安全確保支援士試験(SC)(2017年度~)といった現在の情報社会に合わせた新試験もできた。
↑現在
↑来年度から
情報処理技術者試験を受けようと思ったきっかけについて
一言でいえば、高校の情報の先生に「こういう試験があるんだけど、」とITパスポートのパンフレットを見せてもらったのがきっかけ。
高1のときに情報系に進もうと決めて、担任に 夏休み前の面談で「進路決めたなら何かやれ」(意訳)と言われたので、プログラミングをやってみるもいろいろあって挫折、そんなときに試験の存在を知ったので「よし、勉強してみるか」と資格取得を志すことに。当時高1秋。
基本情報技術者試験(以下FE)合格を目指す
半年でIPに合格した私はある考えにたどり着いた。受験勉強を高3から始めるならば、半年後の春期試験でFEに受かるんじゃないか?と。本屋でFEの過去問を見ても、ほとんどIPと範囲かぶってるじゃないか!と気づいたので、IPの知識が残っているうちにFEの勉強を始める。勉強の要領はわかっていたので、同じようにテキストの勉強から。
テキストの勉強が終わったのは1月末くらい。IPとあんまり変わらなかったので早かった。そこから午後対策の本を始める。しかし1週やってもアルゴリズムがさっぱりわからず、とりあえず疑似プログラムをトレースするだけで、午後の難しさに絶望する。選択問題の言語もどうしようと思っていたら、情報の先生から「プログラミングやったことないなら表計算やれば」と言われたので表計算に決めた。
過去問を解き始めたのは2月末。はじめは午前午後ともギリギリ6割を超えたが、過去問を解いていくと午前が6割を超えないときも午後が6割を超えないときもあり、とても焦っていた。午前は単語の暗記を完璧にすること、午後はアルゴリズム以外の問題をしっかり得点することを念頭において試験まで勉強を続けた。
受験地は立命館大学びわこくさつキャンパス。建物は確かフォレストだった。途中退室する人いるんだ~って印象(模試とかじゃ途中退室なんてないし)。私は途中退室しなかった。
FEを受けた感触としては、落ちてるような気がしてたな。うん。受かったから良かったけど。
応用情報技術者試験(以下AP)合格を目指す
大学入試も終わったので、AP試験を受けることにする。春は間に合わないし、秋に受けようと思ったところで、半年以上あるし、APの勉強の前にIPとFEの復習をやるかと思い立つ。TOEICの勉強と並行してIPとFEの単語暗記を始める。5月の頭、FEの直近の過去問(午前のみ)を解いて6割を超えたのでAPの勉強を始める。
いつも通りテキスト学習から。
しかし、FEのときは範囲が被ってて簡単だったのに、今回APは範囲の被りが少なく、新しい内容がとても多くて大変だった。サークルにも入って、大学の授業はプレゼンばかりで、勉強する時間がなかなか取れなかったのもつらかった(ただし、競プロをするようになってプログラミングやアルゴリズムに関する知識がついたので、そこはとてもありがたかった)。
テキスト終わったのが7月中旬で、1回だけ過去問を解いて、いけそうだったので受験申し込みをして、期末テストに突入。
夏休み、過去問を解く時間はあるのに、プログラミングやってたり趣味に時間を費やしたりで、全然勉強しなかった。夏休み入る前はいっぱい勉強できるねって言ってたのに、大学生って怖い。
夏休み終わる頃ぐらいから過去問を解きはじめて、不安を感じながらも試験日を迎える。
受験地は立命館大学びわこくさつキャンパス。建物はコラーニング。FEのときよりも明らかに女性が多くてびびる。
受けた感触は微妙。さっき自己採点したけど、午前は6割超えてた。よかった。あとは午後がどうなるか。受かってたらいいな。
今後について
なんでこの記事書いたかというと、3年前から情報処理技術者試験を勉強してきたけど、今回の応用情報技術者試験で、とりあえず情報系の資格の勉強するのはやめようと思っている。その区切りとして、今までの話を書こうと思った。なぜこのタイミングかというと、理由はいくつかあって、
- 私が情報のどの分野に進むか決めていなくてこの先どの高度試験を受けるべきかよくわかっていないこと
- 試験勉強から少し遠ざかりたいなと思ったこと
- バイトしろとか車の免許とれとかいろいろ言われてること
が主な理由。
やりたいことはいろいろあるし、情報系のことだけをやるのもどうかなと思っていたので、今回の受験を区切りにして、受かっても、受からなくても、情報処理技術者試験から身を引こうと思った。
これから試験を受ける人にむけて
私のまわりにも試験受けると言っている人がいるので、その参考になれば。
私の勉強のスタイルは
- テキストを一通り確認する
- 過去問演習(過去問→復習→単語暗記のループ)
だけど、正直これは人によると思う。
ただ、ひとつだけ確実なのは、(学校の受験勉強でも言われたかもしれないけど)「過去問を大切にすべき」ということ。
私は3つの試験でそれぞれ違う著者のテキストを使ったし、APに至っては(ネットで最も網羅率が高いと言われていた)合格教本を使っていたけど、それでも過去問には聞いたことのない単語が出てきた。過去問に知らない単語が出てくるってことは、本番の試験でも、テキストに載ってない単語の知識が問われることがあるということ。だからテキストに出てくる言葉を覚えるだけでは(本当に全暗記できる人以外は)合格は厳しいと思う。
ちなみに私は過去問でわからなかった単語をノートにオレンジペンで書いてその下に意味を書いて、赤シートを使って暗記の勉強ができる単語帳を自作していました。試験直前はそれを見直すだけでいいし、持ち運びも楽(テキストや問題集みたいに厚くないので)。書くことによって頭に定着しやすくもなるし。
使用テキストはなんでもいいと思う。正直、どのテキストを使ったって、試験範囲を完全に網羅することはできないと思う。もし網羅している本があれば、ぜひとも教えてほしいくらい。
だから、自分がこれだ!と思ったテキストを買おう。そして、そのテキストを最後まで信頼すること。(先生を嫌いになったら、その先生が教える科目も嫌いになるし、勉強したくなくなるし、先生の言うことも信じられなくなるのと同じ。)
過去問題集に関しては、私はパーフェクトラーニングしか使ったことないから、他の問題集のことはわからないけど、私個人的にはパーフェクトラーニングをものすごく気に入っているので、どれを使えばいいかわからないって人はパーフェクトラーニングを使おう。パーフェクトラーニングは左のページに問題があって右のページにその解説があるので、復習がとてもしやすい。ネックはサイズが大きくて持ち運びが少し大変なことくらい。
ちなみに私が使った書籍類は
- 平成26年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室(技術評論社)
- かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成27年度(インプレス)
- うかる! 基本情報技術者[午後・アルゴリズム編]2015年版 福嶋先生の集中ゼミ(日本経済新聞社出版社)
- 平成28年度【春期】【秋期】応用情報技術者合格教本(技術評論社)
- 平成25年【下半期】ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集(技術評論社)
- 平成27年度【春期】基本情報技術者パーフェクトラーニング過去問題集(技術評論社)
- 平成28年度【秋期】応用情報技術者パーフェクトラーニング過去問題集(技術評論社)
です。あくまで参考。
最後に
3つの試験について書いてたらとても長くなってしまった…。ここまで読んでいただきありがとうございました。
これから試験勉強をする人の何らかの手助けになればと思います。
最後に最重要なことを。
以上紹介したものは私の勉強例であり、成果を確約するものではありません。
努力あるのみ!!受ける人は頑張って勉強してください!!
以上です。